【ニキビ跡(クレーター)にサブシジョンは必要?】腫れ・内出血の経過
※最終更新日:2026年5月6日
ニキビ跡のクレーターは、自分でケアしても変化を感じにくい悩みのひとつです。サブシジョンは、陥凹の下にある癒着を物理的に切り離す選択肢として用いられています。経過は腫れ3〜14日、内出血3〜10日が目安で、メイクは3日後から可能です。ローリング型と呼ばれる広く浅いタイプに適性が高いとされる方法で、回数や併用治療については個人差があります。
サブシジョンはニキビ跡(クレーター)にどう作用するか
サブシジョンは、専用針または鋭利な注射針を皮膚に対して横方向から刺入し、皮下で動かしてクレーター下部の真皮-筋膜間の癒着線維を物理的に切離する施術です。
ニキビの炎症が深く及ぶと、真皮から皮下にかけて瘢痕組織が形成され、この瘢痕が周囲の組織と癒着することで皮膚表面が陥凹します。サブシジョンは、この癒着線維を切り離すことで、陥凹を引っ張る力を解放し、凹みをなだらかに戻すことを目的としています。
作用する層は真皮深層から皮下の瘢痕癒着部です。特にローリング型クレーター(広く浅い凹み)に最も適性が高いとされており、アイスピック型やボックスカー型には別の選択肢が併用されることもあります。
※ サブシジョンの作用機序は、皮下の癒着線維を物理的に切離することで凹みを解放する仕組みです。
期待できる変化と回数の目安
サブシジョン後は、切り離された癒着部に微細な出血が起こり、その治癒過程で新しいコラーゲンが生成されることで、凹みが徐々になだらかになると言われています。
回数の目安は、クレーターの深さや範囲によって異なりますが、一般的には3〜5回程度の施術が検討されることが多いとされます。施術の間隔は4〜6週間ごとが目安です。
変化の出方には個人差があり、1回目の施術後すぐに目立った変化を感じる方もいれば、複数回重ねて徐々に改善を実感する方もいます。瘢痕の性質や肌質によって反応が異なるため、施術前のカウンセリングで期待できる変化の幅を確認することが重要です。
※ サブシジョンの回数は3〜5回が目安とされ、効果の出方には個人差があります。
経過とダウンタイム
サブシジョン後のダウンタイムは、腫れと内出血が主な症状です。全体のダウンタイム期間は7〜14日が目安とされています。
当日〜3日目
施術直後から腫れが出始め、内出血も同時に現れることがあります。腫れは3〜14日、内出血は3〜10日続くことが一般的です。痛みは2〜7日程度で落ち着くとされています。
3日目〜1週間
腫れがピークを迎え、その後徐々に引いていきます。内出血は紫から黄色へと色が変化しながら吸収されていきます。メイクは3日後から可能ですが、コンシーラーでカバーしながら過ごす方が多い時期です。
1〜2週間
腫れと内出血が目立たなくなり、日常生活への支障が少なくなります。皮下では治癒過程が進行しており、この期間に激しい運動やサウナなど血流を促進する行動は避けることが推奨されます。
施術部位を強くこすったり、圧迫したりすることは控え、紫外線対策も丁寧に行うことが大切です。
※ サブシジョンのダウンタイムは腫れ3〜14日、内出血3〜10日が目安で、メイクは3日後から可能です。
注意点・向いていない人
サブシジョンは物理的に皮下組織を切り離す施術のため、出血や腫れが避けられない特徴があります。そのため、以下のような方には向いていない場合があります。
禁忌事項
- 妊娠中・授乳中の方
- ケロイド体質の方
- 出血傾向のある方
- 抗凝固薬を服用中の方
- 活動性の感染がある方
また、施術後に硬さを感じることがあります。これは瘢痕組織の治癒過程で一時的に起こる現象で、数週間〜数か月かけて柔らかくなっていくとされていますが、個人差があります。
アイスピック型やボックスカー型のクレーターには、サブシジョン単独では十分な変化が得られないことがあり、TCAクロスやトライフィル(Trifill Pro)などの他の選択肢と併用されることもあります。
施術前には、自分のクレーターのタイプや肌の状態、期待する変化の幅をクリニックで丁寧に確認することが重要です。
※ サブシジョンは出血傾向やケロイド体質の方には向いていない場合があります。
併用される他の選択肢
サブシジョンは単独で行われることもありますが、クレーターのタイプや深さによっては、他の選択肢と組み合わせることでより段階的な変化を目指す方法もあります。
トライフィル(Trifill Pro)
サブシジョンで癒着を解放した後、凹んだ部分にボリュームを補う選択肢として併用されることがあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ポテンツァ
マイクロニードルと高周波を組み合わせた治療で、真皮のコラーゲン生成をサポートする選択肢です。サブシジョンと併用して、凹凸の質感を整える目的で検討されることがあります。
TCAクロス
高濃度のトリクロロ酢酸を凹みの底に塗布し、瘢痕を収縮させる方法です。アイスピック型やボックスカー型のクレーターに適性があるとされ、サブシジョンと組み合わせることで複数のタイプに対応する戦略が取られることもあります。
どの組み合わせが適しているかは、クレーターの形状や深さ、肌質によって異なります。施術前のカウンセリングで、自分の悩みに合った選択肢を確認することが大切です。
※ サブシジョンは、トライフィル(Trifill Pro)やポテンツァなどと併用されることがあります。
よくある質問
Q1. サブシジョン後の硬さはいつ消えますか?
施術後、皮下に一時的な硬さを感じることがあります。これは瘢痕組織の治癒過程で起こる反応で、数週間から数か月かけて徐々に柔らかくなっていくとされています。個人差があるため、硬さが続く場合はクリニックで経過を確認してください。Q2. サブシジョンで悪化することはありますか?
適切な技術で行われた場合、悪化のリスクは低いとされていますが、ケロイド体質の方や感染がある状態で施術を受けると、瘢痕が悪化する可能性があります。施術前に肌の状態を丁寧に確認し、禁忌事項に該当しないかをクリニックで判断してもらうことが重要です。Q3. サブシジョン後のメイクはいつからできますか?
メイクは施術3日後から可能です。ただし、腫れや内出血が残っている場合はコンシーラーでカバーしながら過ごす方が多い時期です。施術部位を強くこすらず、クレンジングも優しく行うことが推奨されます。Q4. サブシジョンは何回必要ですか?
一般的には3〜5回程度の施術が目安とされていますが、クレーターの深さや範囲、肌質によって回数は異なります。施術間隔は4〜6週間ごとが推奨されることが多く、複数回重ねることで徐々に凹みがなだらかになると言われています。Q5. サブシジョンの跡は残りますか?
専用針または鋭利な注射針を用いるため、針穴の痕が残ることは稀ですが、ケロイド体質の方や術後のケアが不十分な場合は瘢痕が残る可能性があります。施術前に自分の体質を伝え、術後の過ごし方をクリニックで確認することが大切です。この記事を書いた人
AURINAS専門アドバイザー
美容医療と日常の美容習慣を結びつける専門アドバイザー。インナーケア、ダウンタイム管理、肌のコンディション設計をテーマに発信しています。 → プロフィールを見る
関連記事
ダウンタイム中の過ごし方の参考に
施術後の数日〜数週間は、肌が普段より敏感になっている時期です。外側からのケアに加えて、睡眠の質、食事のバランス、めぐりといった「内側のコンディション」を意識する方が増えています。
AURINAS は、こうした「整える時間」に寄り添うインナーケアブランドとして設計されました。混ぜない美学、引き算の発想で、必要なものだけを届けます。 → AURINASについて
※体感には個人差があります。
